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食料支援からつなげる子どもの居場所づくり

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認定NPO法人まなびと(以下、まなびと)は、休眠預金等活用法に基づく「コロナ物価高で増える「虐待」を防ぐ緊急居場所支援事業」の実行団体として、「食糧支援からつなげる子どもの居場所作り」に取り組んでいます。(事業期間:2023年8月1日〜2024年2月29日)

事業の背景・課題

まなびとはこれまで、神戸市の補助を受けながら子育て世帯向けの食糧支援を実施してきました。支援を行う中で子育てをされている親御さんとお話をしていると、「新型コロナウイルス感染症の拡大」「物価高上昇」などの影響を受け、経済的に困窮している世帯が地域にたくさんいらっしゃることが分かってきました。

支援対象の家庭の中には一人親世帯も多く、「子どもが学校に行きたがらず、かといって経済的な理由から仕事を休むことも出来ずに悩んでいる」という相談を受けることもあり、「困窮している世帯の子どもが通える、学校外の居場所がない」という社会課題が浮き彫りになってきました。加えて、まなびとの現在の拠点が位置する中央区の中心部へは、中央区東エリアに住む経済困窮度の高い乳幼児家庭の保護者は通い辛く、十分なケアを届けることができていない現状があります。

事業概要

中央区東エリアにサテライト拠点を構えることで、同エリアに住む世帯に向けたより手厚い支援が行える体制を整えます。新しい拠点では「食糧支援」「家庭相談」に加え、「障害を持つ、もしくは配慮が必要な子どもの居場所づくり」「中高生が安心して過ごせる居場所づくり」「親にとっても心休まる居場所づくり」といった、様々な対象者への支援を展開していきます。

事業内容

  • 居場所での食糧配布
  • 居場所での学習支援・遊び場提供
  • 居場所での希望者向け食事提供
  • 困難を抱える保護者への相談支援・コミュニティ形成の場作り
  • 中高生にとって安心して過ごせる居場所提供(緊急的な宿泊場所の提供含む)
  • 事業実施に向けた拠点整備(中央区東エリア)

休眠預金活用事業とは

「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」(休眠預金等活用法)に基づき、2009年1月1日以降の取引から10年以上、その後の取引のない預金等(休眠預金等)を社会課題の解決や民間公益活動の促進のために活用する制度が2019年度から始まりました。以下、休眠預金等活用の概要についてご紹介します。

※一般財団法人 日本民間公益活動連携機構 WEBサイト https://www.janpia.or.jp/kyumin/より抜粋