事業内容
認定NPO法人まなびとでは、子どもの居場所づくりや、
多文化共生型の地域づくりにつながる支援事業を幅広く行っています。
子どもの居場所づくり
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学童保育施設
北野くん家学童保育施設(放課後児童クラブ)の運営。いろんな人たちと積極的に関わりながらの遊びと学びを大切に。
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神戸こども探険隊
毎週火・木の17時~19時、まなびと北野基地に子どもたちが集まって、宿題をしたり遊んだりしています。無料で参加可能。
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放課後学びスペース
アシスト集団授業が苦手、不登校経験者で周りとペースが合わない、発達障害や学習障害がある、などといったお子さんに伴走する学習支援。
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放課後等デイサービス
あるまじろ2023年9月からスタートした、発達障害のある小中高生のお子さん向けの放課後デイサービス拠点。
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ツナガリMusic Lab.北野教室
発達障害のある子どもたちが通うことのできる音楽教室。西宮にある「ツナガリMusic Lab.北野教室」と共同で三宮の新教室を開校しました。
外国人の居場所づくり
活動の背景
都市部において、子どもたちが自分で通えて、多様な人達と関わることができる、安心できる居場所が求められています。
都市部の子どもたちは放課後の時間に子どもたちだけで公園で遊ぶ習慣が少なく、家の中や塾で過ごしがち。インターネットを通じて豊富な動画コンテンツに触れる経験はできても、人と関わったり協力して一緒にものをつくりあげるような体験は乏しい。
友達と一緒に過ごしたり、いろんな大人と出会って多様なコミュニケーションをする環境が必要です。
大学生を中心とした若者たちはまだ自分に自信が持てず何ができるのかわからない不安や焦りを持っていますが、いろんな活動に参加する中でやりがいを見つけたり、将来につながる仲間との出会いなどを得る中で、成長していきます。彼らが自由に発想し、行動することのできるフィールドは、まだまだ地域の中には少ない。まなびとは大学生が積極的に発想し提案する場所でありたいと考えています。
外国人留学生は潜在的には社会貢献に対する意欲があり、いろんな活動に参加してコミュニケーションを取りたいというチャレンジ精神も持っていながら、実際には地域の中での人とのつながりをなかなか得られず、「地域の課題を生み出す存在」として社会に捉えられてしまっています。彼らのポテンシャルを引き出しながら社会とマッチングしていく伴走型のサポートが必要です。
利用者の声
利用者本人やご家族の方からいただいた
実際の声やご意見を紹介しています。
子どもの居場所づくり事業 北野くん家・利用者の声
「マジックを練習しているから見てほしい」ある日突然こどもが家で言ってきた。話を聞くと、「北野くん家」にマジックの好きなスタッフがいて、親身になって教えてくれているとのこと。さらに地にマジックが好きな仲間も多くなってきたことから”北野くん家”に新しいマジックの本まで買って置いてくれた話を楽しそうにしてくれた。2月、北野くん家”を運している”まなびと”が開催する文化察WASSOI!でマジックを参加者に向けて被識している姿を見て誇らしい気持ちになった。
子どもの居場所づくり事業 放課後学びスペース アシスト・利用者の声
アシストに来たら、自分の話をまず聞いてもらえた。そして、自分の興味があることだったら何をしてもいいと言ってもらえたことがとても嬉しかった。最初はYoutubeの動画を観るだけだったけれど、今は自分にとってどんな時間の過ごし方が必要かを先生と話し合って、私が好きな歴史上の偉人について調べようとしている。あまり有名じゃなくて学校の図書館にはない偉人の本を選んでアシストの先生と一緒に読みながら意見交換をしていきたいと思っている。
子どもの居場所づくり事業 ツナガリMusic Lab.北野教室・利用者の声
元々はあまり”自信がない”そんな子だった。それがツナガリ教室に通い続けてきた事で徐々に自信がついてきた様子が見受けられ、そんな変化から学校での音楽の時間は付き添いの先生がいなくても一人で授業が受けられるようになった。
最近行われた学校の音楽発表会ではドラムのオーディションに見事合格することができた。当日は緊張しながらもクラスの皆と堂々と合奏することが出来た。自らのペースで成長する姿を日々見守っている。
外国人の居場所づくり事業 日本語教室だんらんオンライン・利用者の声
私は今、福祉作業所で障がいのある方の作業サポートをするボランティア活動をしています。ボランティアをやりたいと考えるようになったきっかけは“オンラインだんらん”に参加したから。“オンラインだんらん”のスタッフは日本語学校の学生として来日した私に熱心に意欲的にいつも接してくれた。そんな姿を見て私も何か自分で人助けをしたいと考えて区役所へ向かいボランティアを探した。
ボランティアをする立場になり、より日本語でのコミュニケーションを取る機会が増え、人助けのつもりではじめたが今では自分の生活にも繋がっていると感じています。
多文化共生/地域コミュニティづくり事業 ちいき食堂・利用者の声
まなびとの食糧支援に訪れ、生活相談ブースで「日本人の友達がほしい」と相談したところ、ちいき食堂を紹介してもらった。現在、日本学校に通っていますが、周りのクラスメイトは自分と同じ外国人ですし、アルバイトもしていないので、なかなか日本語学校の外で日本語を話したり、日本人と出会う機会がありません。初めて、ちいき食堂に参加した時は、自分の日本語にも自信がなかったので少し緊張しましたが、日本語がまだカタコトな自分のことも受け入れてくれる空気感に安心しました。僕にとってちいき食堂は新しい人との出会いと、日本語を練習できる場です。