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外国人ヘルスボランティア

  • #コラム
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〜「健康」をきっかけに、誰もが安心して立ち止まれるインフラへ〜

まなびとが寄付を通じて社会に実装したいのは、特定の誰かへの支援メニューだけではありません。私たちが本当に大切にしているのは、答えを急がず、あなたがあなたでいるだけで大丈夫だと実感しながら、自分をゆっくりと育んでいく「待ち時間」です。
「生まれてきてくれて、ありがとう」 「あなたに出会えて、うれしい」
そんな風に誰かと響き合いながら過ごす時間は、決して何もない「空白」ではありません。人生には、ふと足が止まってしまう瞬間が誰にでもあります。大切な人を失ったとき、夢が閉ざされたとき、あるいは大きな病気やケガをしたとき。そんな先が見えない暗闇の中でも、「差し伸べてくれる手がある」と信じられる時間。私たちはこれを「困った時のその場しのぎ」ではなく、日常の景色の中に“命綱”として、あらかじめ用意しておきたいと考えています。

このユニバーサルな(誰にでも必要な)「待ち時間」を街に広げるための第一歩が、「ヘルスボランティア」です。
孤独を解消しようと呼びかけても、なかなか一歩は踏み出しにくいものです。でも、「産後の体調管理」や「シニアの筋力維持」といった「健康への不安」は、言葉や国籍の壁を超えて、誰もが持っている共通の悩みです。
「病院に行くほどじゃないけれど、ちょっと心配」「日本の薬の使い方がわからない」。そんな日常の小さな不安をきっかけにすることで、行政や福祉の網から漏れがちな人たちと、深刻な事態になる前に繋がることができます。健康という共通言語を使うことで、「支援」というカタい枠組みをほどき、誰もが関われる柔らかな接点をつくっていきます。

このプロジェクトは、職員が一方的にサービスを提供する「支援の仕組み」ではありません。私たちが目指すのは、参加する人たちが主体となって「待ち時間」を増殖させていくモデルです。自分ごとから始まる場づくり: ヨガやお茶会、料理教室など、ボランティア自身の「好き」を起点に、仕事でも家庭でもない「サードプレイス(第3の居場所)」を地域に増やします。
街全体の免疫力を高める: 外国人住民を「助けられる側」に固定せず、医療の知識を学び、街を支える「リーダー」へと成長する循環をつくります。多様なリーダーが地域に点在している状態は、街全体の免疫力を高めることと同じです。
外国人支援は、社会の写し鏡です。ここでつくる「相談し合えるネットワーク」は、そのまま、いつかあなたやあなたの大切な人が転びそうになった時、暗闇の中でそっと支えてくれる社会のインフラになります。