日本語教室だんらんは、外国人がただ日本語を学ぶだけではなく、日本での生活のことや今後のキャリアについて日本人と相談できるということを大切にしています。日本語学校や大学で勉強している留学生も、会社で働いている外国人も、日本語を勉強する手段自体はいろいろありますが、勉強した日本語を実際に使って誰かとコミュニケーションを取る機会が不足しています。そのため、なかなか日本語力が向上せず、また日本人の友達も増えにくいという現状があります。

2014年から行っている日本語教室だんらんでは、学習者と日本人のボランティアスタッフが1対1の対面で授業を行っています。授業では学習者が勉強したい教材やトピックを扱っています。文法、会話、もしくは留学生試験の学習など、ニーズも様々です。まなびとの拠点がある神戸市中央区は人口の1割が外国人で、また外資系の会社や日本語学校が多いことでも知られています。またそうした外国人の出身もアジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカなどさまざまです。

対面での授業を通じて交流を深めることはもちろん、一緒に遊びに行ったり、日本文化を体験してもらえるイベントを企画したりもしています。学習者と先生という立場に留まらず、友達のような関係性になれることを目指して活動を行っています。